腸の中にはたくさんの菌が暮らしている
善玉菌・悪玉菌・日和見菌をやさしく知る
おはようございます🌞
海辺の発酵研究者 ひろみです。
発酵と腸活を通して、ゆらぎやすい毎日をやさしく整えるヒントをお届けしています。
前回は「腸活はなぜ必要なの?」というテーマで、腸活は腸にいいものを足すことだけではなく、今の自分の体を知り、腸にやさしくすることから始まる、というお話をしました。
これまでこのお便りでは「腸活は腸だけじゃない」というテーマで、胃・肝臓・自律神経・冷え・抗生物質のあとなど、体全体の流れの中で腸を見ていくことをお話ししてきました。
腸を整えたいとき、腸だけをがんばらせるのではなく、胃にやさしくすること。
肝臓に負担をかけすぎないこと。
冷えや食べ方、休み方にも目を向けること。
その土台のうえで、今回はいよいよ「腸の中で暮らしている菌たち」についてお話しします。
腸の中には、小さな菌たちの世界がある
私たちの腸の中には、たくさんの細菌が暮らしています。
よく「腸内フローラ」と呼ばれるものですね。
フローラは、お花畑という意味を持つ言葉です。
いろいろな種類の菌が集まり、まるでお花畑のように広がっていることから、腸内フローラと呼ばれています。
私はこの言葉を聞くたびに、腸の中には小さな町のような世界があるのだなと思います。
みんな同じ性格ではなく、得意なことも違う。
穏やかに働く菌もいれば、増えすぎると困る菌もいる。
まわりの空気を見ながら動く菌もいる。
腸の中は、思っている以上ににぎやかな場所なのかもしれません。
善玉菌・悪玉菌・日和見菌って何?
腸内細菌の話でよく出てくるのが、善玉菌・悪玉菌・日和見菌(ひよりみきん)です。
善玉菌は、体にとってよい働きをしてくれる菌として知られています。
たとえば、乳酸菌やビフィズス菌などがよく知られていますね。
一方で、悪玉菌と呼ばれる菌もいます。
名前だけ聞くと、悪者のように感じるかもしれません。
でも、悪玉菌が少しでもいたらダメ、というわけではありません。
大切なのは、ゼロにすることではなく、増えすぎないようにバランスをとることです。
そして、腸内細菌の中で多いといわれているのが、日和見菌です。
日和見菌は、善玉菌が優勢なときはそちらに寄り、悪玉菌が増えているときはそちらに傾きやすい菌と言われています。
なんだか、空気を読む町内会の人たちみ(腸内だけに)たいですよね。
「今、どっちの雰囲気ですか?」
とまわりを見ながら動いているような感じです。
だから腸内環境を整えるときは、善玉菌だけを増やそうとするよりも、腸の中全体がよい雰囲気になりやすい暮らしをつくることが大切なのだと思います。
菌たちは、毎日の暮らしの影響を受けている
腸の中の菌たちは、私たちの毎日の影響を受けています。
・何を食べるか。
・どれくらい噛んでいるか。
・睡眠は足りているか。
・ストレスが続いていないか。
・冷たいものが続いていないか。
・抗生物質を使ったあとかどうか。
腸内環境は、食べものだけで決まるものではありません。
以前お話ししたように、胃が疲れていると、腸はその続きを受け取ることになります。
肝臓が忙しすぎると、体全体の流れにも影響します。
体は火照っているのに、おなかが冷えている日もあります。
そんなふうに、腸はいつも体全体の中で働いています。
だから、腸内細菌のことを考えるときも、菌だけを見つめすぎなくていいのだと思います。
「菌を増やさなきゃ」「発酵食品を食べなきゃ」とがんばりすぎるよりも、菌たちが暮らしやすい環境を少しずつ整えてあげる。
その方が、やさしい腸活につながる気がします。
菌が暮らしやすい腸をつくるために
では、菌たちが暮らしやすい腸のために、何ができるのでしょうか。
まずは、特別なことをしなくても大丈夫です。
・味噌汁を一杯添える。
・よく噛んで食べる。
・野菜や海藻、豆類を少し意識する。
・冷たいものが続いたら、温かいものをひとつ戻す。
・発酵食品は、少量から試してみる。
・疲れている日は、無理に足さずに軽くする。
そんな小さなことで十分です。
腸内細菌にとって大切なのは、急に何かを大きく変えることよりも、毎日の中で少しずつ「暮らしやすさ」をつくっていくこと。
これは、人の暮らしと少し似ている気がします。
いきなり完璧な部屋をつくろうとすると疲れてしまうけれど、今日は窓を開ける。
明日は机の上を少し片づける。
そのうち、なんとなく居心地がよくなっていく。
腸の中の菌たちにとっても、そんな小さな整え方が合っているのかもしれません。
おわりに
腸の中には、たくさんの菌が暮らしています。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌。
名前だけを見ると、いい菌と悪い菌を分けたくなりますが、大切なのはどれかひとつをなくすことではなく、全体のバランスを見ていくことです。
腸活は、菌を増やすためにがんばるものではありません。
今の自分の体を知り、胃腸にやさしくし、菌たちが暮らしやすい環境を少しずつ整えていくこと。
それが、腸活のはじめの一歩だと思っています。
次回は、「プロバイオティクスとプレバイオティクス」について、菌を入れる腸活と、菌を育てる腸活の違いをやさしくお話する予定です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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最近、プレゼンの資料作りで(キッチンカーの補助金を貰いたい😊)、ずっとPCの前に座りっぱなしでした。
腸のあたりをポキっと折った姿勢だったせいか、お腹が痛くて💦
今日は伸ばして、温かい飲み物を飲んで、腸を労わります😅
「いきなり完璧な部屋をつくろうとすると」というくだり、とても納得がいきました。
菌たちも一生懸命に生きているのですから、急に環境が変わると、やはりびっくりしてしまいますよね。
それにしても、日和見菌というのは面白いですね。善玉にも悪玉にも傾くという、あの中間の存在。ここが、腸内環境のかなりの鍵を握っているように感じます。